漢文

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漢文は苦手意識を持っている人も多く、 試験でまったく点の取れない人もいる。 その一方、漢文を得意にしている人の場合は、 校内試験や模擬試験などでも、 平均して高得点を取ることが多い。 漢文を得意にしている人と、 漢文を苦手にしている人。 この両者のちがいは、 どこから来るかといえば、 それは、 漢文の句形と漢字の知識 からであります。 この二つのものに習熟しているかどうかで、漢文の成績は、ほぼ決まります。 漢文の成績がいま一つの人は、 以下に掲げる、 漢文一発逆転勉強法で、 高得点をめざしましょう。 ◎漢文の重要句形を覚える 漢文を読みこなすためには、 基本的な重要句形を覚えなければなりません。 句形の知識なしでは漢文読解は不可能 ですので、 次に掲げる重要句形を、 教科書や参考書の例文を見ながら、 覚えてください。 この句形は、必ずやってください。 句形を知らないことには、 漢文を語ることなど不可能ですので。 本当に、 漢文では句形が最重要事項です。 必ずやってください。 丸暗記が望ましいですが、 最低でも解釈はできるようにしてください。 漢文問題では、 解釈の設問は必ず出ますからね。 これができないと得点できません。 高得点も不可能となります。 �@　否定形 �A　疑問形 �B　反語形 �C　受身形 �D　使役形 �E　仮定形 �F　詠嘆形 �G　限定形 �H　抑揚形 �I　比較形 �J　推量形 �K　願望形 �L　倒置形 なお、句形を覚える時には、 例えば、否定形の中には、 二重否定や完全否定・部分否定も含まれるということや、 副詞の位置によって、 反語形や詠嘆形になるものもある、 ということを理解しておく必要があります。 また、形式上は疑問形でも、 実際は反語や詠嘆の意味を表す場合もあるなど、 こういった句形に関しては、 細心の注意を払って勉強を進めなくてはなりません。   ◎間違いやすい漢字に注意する 漢字の中には、 形は似ているが意味が違ったり、 発音や読み方が異なるものが数多い。 こういった漢字に習熟していないと、 漢文読解はできません。 例えば、 次の三つの漢字は形はよく似ているが、 音も訓もまったく異なります。 巳（音：シ　訓：み（へび）　用例　上巳（旧暦三月の上旬の巳（み）の日） 已（音：イ　訓：すでに　やむ　のみ（終尾詞）　用例　已然） 己（音：キ・コ　訓：おのれ　つちのと（十干の六位）　用例　克己・自己） こういった漢字をごちゃ混ぜにしたり、 読み違えているようでは、 漢文を正確に読んでいくことは、 きわめて難しくなります。 こうした誤りやすい漢字も、 参考書などに一覧表が付いているので、 日常生活において恥をかかないためも含めて、 しっかりと学習しておいて欲しい。 以上で解説した、 句形と幅広い漢字の知識、 この二つのものに対する習熟度が、 漢文の成績に直結するということをくり返しておきます。 最後にしつこいようですが、 漢文一発逆転のカギは、 句形と漢字そのものにある。 このことをくりかえしておきます。 声を大にして。

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